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海外版『レオニー』東京初上映レポート

 
 2010年11月、全国ロードショー上映された
映画『レオニー』。
 
100年前の日本で、日本人男性との間に子供を生み、
シングルマザーとして日本とアメリカを行き来しながら
息子を世界的に有名な芸術家に育てあげたレオニー。

日米両国でそれぞれ編成された撮影スタッフによる
“映画2本分”のロケ。
ほとんどのシーンの台詞は英語で、
音楽と編集は海外で製作されました。

「芸術に国境はない」

映画の中で、ヒロインのレオニーが
幼い息子イサム(のちのイサムノグチ)に
贈った言葉です。
 
この映画が監督3作目となる松井久子監督は
この『レオニー』の製作中から、
ひとつの大きな夢を掲げていました。

それは、この映画を国内だけでなく
世界じゅうの人たちに観てもらうこと。

日本でのロードショー公開から1年、
2012年、新たに『レオニー』海外配給版が完成しました。

そして2013年3月〜6月にかけて、
ロケを行ったカリフォルニア州をはじめとする
アメリカの40都市、約60の劇場で公開されました。
また、ヨーロッパ、東アジア、中東、南米各国の
配給会社からも買付けがあったそうです。
 

 
そしてこの海外版の、東京初となる上映会が
2月2日(日)に墨田区の本所地域プラザ「BIG SHIP」
行われました。
 
(写真はクリックで拡大します)
 
BIG SHIPは昨年できたばかりの墨田区の新しい施設。
間近にそびえる東京スカイツリーの大きさに驚きながら、
厩橋を渡ってすぐのところにあります。
 
今回の上映会の運営をしてくださったのは
松井監督の高校時代からのご友人、
墨田区在住の阿藤雅恵さんと
阿藤さんの主宰するアートフラワーのアトリエ
「布花」の生徒さんたち。
 

監督の胸元にコサージュをつける阿藤さん

数カ月にわたる熱いPR活動の成果で、
午前の部、午後の部とも、前売券で満席に!
急遽夜の部が追加され、計3回、約400人の観客を
お迎えしての上映+トークとなりました。
 

 
松井監督は、
・『レオニー』制作の道のり
・海外配給版を新たに作った理由
・女性監督が映画を作る困難さ
・なぜ3本作った映画のうち2本を
アメリカで作ることになったのか
・アメリカのスタッフと日本のスタッフとの違い
などを、お話ししてくださいました。
 
卓上のお花もアートフラワーでした

「“松井さん、そんな映画は無理だよ”
“無名の監督がアメリカで映画を撮るなんて” と言われながらも
明日もう1日だけ頑張ってみよう、と、協力者を探し続けたから、
無理だと言われていたことを、実現することができたのだと思います。
 
いまの政権は盛んに”女性の社会活用を”
と言っていますが、それは
『あなたたちにも働かせてあげるよ』
という男目線のもので
リーダーシップとか、特にお金を動かすことに関しては、
まだまだ女性の力は発揮できていません。
世界の先進国と比べると、日本の女性は
社会進出が圧倒的に阻まれているのが現状です。」
 

 
映画のトークを、と思っていても、最近はすぐに
こういう話をしてしまうんです…、と笑いながらも、
前例のない映画を50歳から3作もつくりあげてきた
松井監督ならではの、現在の社会への
深い洞察、女性へのエールに、
背筋が伸びる思いでした。
 

もちろん、映画製作にまつわる話、
私たちマイレオニーのメンバーも
各所でエキストラ参加させていただいた、
撮影時のエピソード、
そして、世界で活躍するアーティストたちが
まさに奇跡のようにこの作品に参加した経緯なども、
たくさんお話ししてくださいました。
 
上映後は会場が大きな拍手に包まれ、
ロビーで迎えてくださった松井監督と
皆さんそれぞれ、新しくなった『レオニー』への
思いを語り合っていました。
 
日本版より約30分短くなった海外版は、
レオニーとイサム親子の物語が
よりわかりやすく、テンポよく展開します。
とはいっても、ほとんどの“名シーン”はそのまま。
「削られた」という感じはないのですが
なぜか、日本版よりも“洋画っぽい”印象です。
日本版の、シーンごとの深い余韻というよりも、
レオニーのひたむきな生き方に対する爽快感が
鮮やかに残る感じがしました。
 
「編集でここまで変わるんだ!」
という驚きや発見が楽しいです。
日本公開版をご覧になった方は、ぜひ!
海外版も観ていただきたいです。
 
今回は久しぶりにマイレオニーメンバーも集合。
ご来場者がたいへん多かったこともあり、
急遽、受付などもお手伝いさせていただきました。
ロビーはちょっとした同窓会のような雰囲気に。

今回、新たに生まれ変わった『レオニー』、
そして、新たに動き始めた
今の松井監督に触れることができ、
これからも今の私達にできる応援を続けていきたいと、
思いを新たにした1日となりました!
 
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| wakki | 映画 『レオニー』 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2014/02/12 11:51 PM posted by: 米
当日残念ながら参加できなかったのでレポート嬉しいです。超長文だし(笑)
海外配給版のオープニングがすっごくドキドキして好きです。
あぁ、映画館でまた見たいなー!!
2014/02/11 11:37 AM posted by: wakki
shiori さん

ありがとうございます!shioriさんいらっしゃれなくて残念でした。とても新しい会場で、音も映像もきれいでしたー。そうそう、字幕がついて(日本版も字幕ですが)なぜか洋画っぽいんですよね。また見比べてみたくなりました^^
2014/02/11 1:49 AM posted by: shiori
Wakki,素晴らしいレポートをありがとうございます!

監督が小保方さんに言及するトークなど、臨場感ある現場の雰囲気が伝わってきて、ワクワクしました♪

会場の同窓会っぽい様子は、想像すると楽しくて思わずニコニコに(>。☆)
海外版の"洋画っぽい"印象も同感です。

本当にお疲れさまでした(^з^)-☆
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