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マイレオニー札幌主催・『レオニー』完成披露試写会レポート(前編)

去る7月31日(土)に、札幌・共済ホールにて行われた
マイレオニー札幌主催・映画『レオニー』完成披露試写会とパーティーのレポートを
『レオニー』特別鑑賞券の注文FAXとチラシの山に埋もれるwakkiがお届けします。
(と、さりげなくレポートが遅くなった言い訳からスタート…)




朝、羽田空港を出発して、札幌駅に到着すると外は快晴。でも、前日は雨だったそう。
この程度では、もうwakkiはもはや驚かなくなってきました…。
最近の松井監督の「晴れ女」伝説は、虹が出てコンプリート、なのです。
(詳しくは、マイレオニーサポーターの皆さんにお送りしたパンフレットをご覧ください。
サポーターでない方でパンフレットご希望の方は、マイレオニー事務局まで。)



会場の共済ホールへ到着すると、既にマイレオニー札幌スタッフの皆さんと
昨年のロケサポートに引き続き今回も頼もしいお手伝いをしてくださる
北大映画館プロジェクト」の学生の皆さんが、
テキパキと、そして和やかに会場設営をされています。



私たち東京のスタッフも、空港や宿泊先から集結し、
全体打ち合わせで大居さんの指示をもとに、お手伝い場所を確認。



家族旅行を兼ねて東京から参加してくださった福沢君代さんと
一緒にいらしたお孫さんたちが、色とりどりの折り紙で
スタッフ証を作って持って来てくださいました。



会場入口に既に長い行列ができているという報告が入り、
開場時間を15分早めて受付開始。



地元メディアも多数取材に来ていました。
650席ほどのホールが、みるみる観客で埋まっていきます。



開演となり、まずステージに登場したのは、
マイレオニー札幌の出川育子さん。



600人の前で話すのなんて生まれて初めて…と緊張されていましたが、
「松井監督が魂をこめて創った『レオニー』をどうぞご覧ください」と
堂々の司会ぶり。



続いて東京から駆けつけた、マイレオニー代表にして
マイレオニー特別鑑賞券営業部長(!?)でもある斎藤弘美さんが
札幌の皆さんのこれまでの協力に対する感謝を述べられました。

斎藤さんの紹介で、松井監督が登場。



「ようやく札幌の皆さんに観ていただける日が来ました。
日米合作のこの作品は、日米あわせて450人ものスタッフが参加しています。
札幌の皆さんにもたくさんのご協力をいただきましたので、知っているお名前や
会社団体の名前が出てきます。どうぞエンドロールの最後まで観ていてください」
とご挨拶。『レオニー』試写がはじまりました。


ここで、札幌と松井監督、そして『レオニー』との関わりを振り返ってみましょう。

今年11月20日(土)角川シネマ新宿他で全国ロードショーの
映画『レオニー』のラストシーンに登場するモエレ沼公園を有する札幌市は、
『レオニー』製作をいち早く応援してきた都市の一つ。

2005年、東京でのマイレオニー結成につづき、「マイレオニー札幌」が始動。

といっても「マイレオニー札幌」メンバーのほうが、
私たち東京のスタッフよりも、松井監督との歴史は長いのです。

1999年に開催された「さっぽろ女性映画祭」で、
松井監督の第一作『ユキエ』を上映したことをきっかけに集まり、
以来、松井監督を応援し続けてきた大居智子さんを中心としたメンバーが
「マイレオニー札幌」として新たにキックオフ。2007年3月のことでした。

マイレオニー札幌キックオフイベントの記事はこちら

「『レオニー』で札幌も元気になるはず。ぜひ応援します」
「モエレ沼公園は世界に誇る公園ですが、札幌の人もその価値をあまり理解していない。
映画を観て、世界中の人が素晴らしい価値を認めることになるでしょう」と、
市民からたくさんのエールが送られました。

同じ年、モエレの魅力が世界に発信されることに賛同した北海道の企業が、
製作資金援助のためのファンド(北海道レオニーファンド)を設立。
道内外で大きな話題となりました。

また、十勝・池田町でも「子育て」を活動テーマとした
十勝池田レオニー応援団』が結成され、独自の活動が続いています。

昨年の『レオニー』撮影で、松井監督は約束通り、
ラストシーンの札幌モエレ沼公園ロケを敢行。
マイレオニー札幌のスタッフは、モエレ・ファン・クラブの全面協力のもと
札幌の子供たち100名をエキストラとして集め、
当日も園内警備やお昼ご飯の手配などに帆走し、
ロケを大成功に導いたのでした。

マイレオニー札幌発 モエレ・ロケ ドキュメント[全5回]
その1) (その2) (その3) (その4) (その5

札幌・モエレ沼公園ロケレポート(
前編) (後編




さて、『レオニー』試写が終わり、あふれる拍手のなか
壇上にふたたび上がった松井監督。
モエレ沼公園での撮影にエキストラで参加した
岩崎朱音ちゃん・百香ちゃん姉妹による花束贈呈が。

上映後の松井監督のトークの一部をご紹介します。



「2003年に『折り梅』上映のために高松を訪れた帰りに
立ち寄ったイサム・ノグチ庭園美術館で、
ドウス昌代さんの『イサム・ノグチ 宿命の越境者』を手にとり、
イサムの母レオニーのことを知り、次は彼女を主人公にした映画を
撮りたい、と思い立ちました。

その後、ドウス昌代さんとの映像化契約交渉に入り、
1年後にようやくその交渉が成立し、
今日司会をつとめている出川さん達に連れてきていただいたんですが…、
真っ先に訪れたのが、モエレ沼公園でした。

晴れた空の下、たくさんの子供たちが、イサムの遊具で遊んでいました。
そのとき一番に思ったのが、「あぁ、この公園を天国からレオニーが見たら、
どんなに満足するだろう」ということ。
この時、『レオニー』のラストシーンはモエレ沼、と決めたのです。

その後、「藤森照信の特選美術館三昧」 という本を読む機会があり、
その中でモエレ沼公園について書いているこんな一節を見つけました。

“テトラマウンドの草の土盛りはレオニー、ステンレスパイプは母を守るイサム、
向こうに聳える石のピラミッド、プレイマウンテンはヨネ・ノグチ”

私はこの一文に大いに共感し、
ラストシーンでどうしてもこれらを登場させたいと思ったのです。

撮影後の編集作業のとき、アメリカのプロデューサーから、
「現代の子供たちが出てくるシーンに違和感を感じる」、と言われたのですが、
私は「見るだけではなく子供たちが触って一緒に遊べる彫刻を作りたい」と
願ったイサムの想いを、現代の子供に継がせたい、と強く思いましたので、
このシーンは譲りませんでした。

現在の多くの邦画は、たとえば人気のコミックをすぐ映像化するような、
採算が初めから計算された“消費される映画”ばかり。

でも、日本にはかつて、黒澤明をはじめとした、
世界中から尊敬され影響を与えている映画人たちがいたのです。
世界に通用する映画を、お金をかけて作り、世界じゅうの人に観てもらう、
そんな映画を作りたい、と私はいろいろなところに協力お願いに回ったのですが、
このご時世に何を非現実的な…と、なかなか、どこも相手にしてくれませんでした。

でも、札幌の皆さんは、この私の想いを汲んでくださり、
北海道ベンチャーキャピタルが中心となって、
いち早く「北海道レオニーファンド」を作ってくださいました。
北海道銀行北海道新聞北海道リースほくせんプリズム
いずれも北海道を代表する企業です。
自分たちの街が誇るモエレ沼公園を世界に届けることができる、という想い、
そして札幌という街の、文化・地域に対する想いに、私は心から尊敬しています。

『ユキエ』『折り梅』は自主上映という形で広がりましたが、
今回私にとっても初めての「劇場公開」というスタイルで
もしもこの映画が興行的に成功したら、ささやかでも世界に風穴を開けることが
できると思うのです。
今こそ、経済でなく文化で、日本の誇りを世界に示していきたい。
『レオニー』はそういう想いで作りました。
これから、ここ札幌の皆さんとご一緒に、世界に発信していけたらと思います」



試写会終了後は、松井監督の著書「ターニング・ポイント」の販売サイン会。
松井監督に『レオニー』の感動を直接伝えたいと、多くの観客の方が列に並び
ロビーは熱気に包まれていました。



マイレオニーの5年間の活動を写真で振り返るパネル展。
4月3日草月ホールでの試写会6月26日愛知での試写会につづき、
今月22日に試写会を開催する高松でもお目見え予定です。



マイレオニー特別鑑賞券について説明する
『レオニー』アソシエイト・プロデューサーの藤原淳子さん。
たくさんの方が特別鑑賞券をお買い上げくださいました。ありがとうございました。

試写会の後行われたパーティーのレポートは後編で!

                        (写真:野嶽 次郎)


| wakki | マイレオニーのイベント | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2010/08/24 1:40 AM posted by: shiori
監督の「晴れ女」伝説から、北大映画館プロジェクトの学生さんたちの活躍、福沢君代さんのお孫さん手作りの可愛いスタッフ証、井川さんの堂々たる司会姿(白い装いが素敵で女優さんかと思いました)、監督のシャンソン歌手のような艶やかさ(マイクの扱いも華麗!)と同時に、監督のトークで映画構想の感動的な経緯が語られている臨場感・・・すっかり一緒に行った気分になれましたよ♪

wakki、ありがとうございました。
そしてtomokoさん、大成功おめでとうございます! みなさま、本当にお疲れさまでした!!
2010/08/15 10:50 AM posted by: tomoko
wakki、素晴らしいレポートありがとうございます!そして東京から名古屋から自費で駆けつけてくださったマイレオニーコアスタッフの皆さん、札幌試写会のお手伝い本当にありがとうございました!お陰様で北海道のお客様に「レオニー」を心を込めてお送りすることができました。11/20の大ヒット公開に向けてマイレオニー札幌もがんばりま〜す!
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