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アメリカの『レオニー』スタッフからメッセージ

2010年公開の映画『レオニー』の撮影を昨年終え、
8月から今年1月末まで、編集作業をロスで行った松井監督。
現在、最後の最後の調整作業のため、再びロスに滞在中。
アメリカでの撮影後の作業(ポストプロダクション)を
今も支えている日本人スタッフの山口絵里子さんから、
マイレオニーブログにレポートが届きました!


写真中央が絵里子さん。
音楽担当のヤン氏との貴重なショットです。

初めまして、ロスで最終調整をがんばる松井監督のお手伝いをしている
山口絵里子です。
現地LAよりファイナルミックスの様子をお伝えします!

ファイナルミックスは簡単に言うと、映画で聞こえてくる
台詞、音楽、サウンドエフェクトの最終調整を行う作業です。
スクリーンで映像を見ながらシーンごとにそれぞれの音量のバランスを
担当のミキサーの方と検討して調節していく映画製作で最終段階の重要な過程です。



ミキサーはジョナサン。
業界では”仕事が速い”と定評のある彼がスウィッチボードの前を
キャニスター付きのイスに座って、踊るように行き来します。
その後ろから微塵のミスも聞き逃さない監督が指示をだします。

普段映画を見ているときにはあまり気づかないサウンドエフェクトですが、
鳥の鳴き声や風の音などをいかに効果的に使うかによっても
シーンの雰囲気が変わります。
そんな小さな積み重ねにしても決して妥協を許さない監督の
レオニーに対する情熱、愛情が隣にいる私にも伝わってきます。

そんな熱心さは映画の最後に流れるエンドロールのクレジットと
音楽のタイミングまで至ります。
”あと10コマ音楽ずらして”(フィルムは1秒24コマ)
という監督の指示とジョナサンの的確な指さばきとが
完璧とも言える見事なタイミングを作り上げます。

8月から始まった編集作業。
松井監督と毎日時間を過ごしてきた私ですが
監督の鋭い感性には今も驚かされます。

例えると、美しい映像にかかる主演エミリー・モーティマーの
ヴォイスオーバーの位置決め。
(映画レオニーではこのヴォイスオーバーが重要な要素になっています)
位置を変えることは今までも何度もやってきましたが、
このファイナルミックス中にも監督ならではの鋭さが光り、
少し位置をかえてみる事に。
そうすると、驚くほど違いが出るのです。
それまでのシーンよりとても感情豊かになりました。
これにはやり手プロデューサー、マヌーもさすがにうなり
真剣にきびしい目でスクリーンを見ていた顔も笑顔にかわりました。

一言では簡単にまとめる事のできない映画製作に携わる作業一つ一つに
いつも全力投球でレオニーを作り上げていた、
そんな松井監督の魂がこもった“レオニー”を
是非みなさん楽しみにしてくださいね。    (山口絵里子)


「少しでもマイレオニーの方々に監督のがんばりが伝わるといいな、と思い書きました。」
と、今も最終作業でお忙しいなか、素敵なレポートをいただきました。
いつか日本で完成した『レオニー』を一緒に観たいですね。
絵里子さーん!ありがとうございました。

| wakki | 『レオニー』 製作レポート | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2010/03/29 2:32 AM posted by: shiori
ヴォイスオーバーって何ですか?

ヤンのセンスの素晴らしさの陰には、ジョナサンのご尽力があったのですね。ラストシーンの音楽はあのままになったのでしょうか?

監督、ファイナルミックスお疲れさまでした。
明日のご帰国をお待ち申しあげております。

絵里子さん、素晴らしいレポート感動しました!! ありがとうございました。
2010/03/27 10:53 PM posted by: tomoko
山口さんのような素敵なスタッフが、ロスでも監督のそばにいらっしゃるのですね!
決して妥協しない監督と、それに応える「踊る」ジョナサンさん。目に浮かびます!
でも山口さんのレポートが無ければ想像もつかない世界でした。
エミリーのヴォイスオーバーのシーンに思いを馳せます。楽しみです。
それにしてもヤンさんとのスリーショット皆さん素敵!
監督満ち足りた表情をしてらっしゃいますね。
2010/03/27 5:43 PM posted by: YOKAWA
臨場感あふれるレポートでした!
ワクワクします。
「あと10コマずらして・・・」
どのシーンがどのようになっているのか、楽しみですね〜☆
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