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『折り梅』 祝!韓国初上映大入り満員 〜藤原淳子の韓国レポート 〜
第三作「レオニー」製作準備中の松井久子監督。
先日、第二作「折り梅」が初めて韓国で上映されるということで、
ソウルへ旅立ちました。

その上映会ツアーに同行されたのが、マイレオニーの藤原淳子さん。
かつて「折り梅」応援団の事務局長をつとめ、
現在はマイレオニーのスタッフとして、
再び監督を支える立場で活躍していらっしゃいます。

帰国したばかりの藤原さんから、マイレオニーブログへ
韓国レポートが届きましたのでご紹介します!




3月7日(金曜日)16時『折り梅』が韓国で初めて上映されました。
会場はソウルにある駐韓日本大使館公報文化院の中にある定員126人のホール。
大掛かりな宣伝もしていない中で果たしてどのくらいの観客が来てくれるのか?
そんな不安をよそに上映1時間前から会場を訪れる女性が。
補助椅子を出したり、床に座ってもらったり、やむを得ずお断りしたり。
結局182人の観客の熱気に包まれる会場で、いよいよ『折り梅』が始まりました。



そして映画の上映が終わり、韓国監督との対談の準備が整うと松井監督が舞台に登場。
観客は大きな拍手と笑顔、笑顔、笑顔で松井監督を迎えてくれたのです。
韓国の観客もきっと『折り梅』を喜んでくれるはず。そう信じてはいたものの、
この確かな手ごたえに正直、心底、興奮しました。

今回『折り梅』が韓国で初めて上映されることになったのは、
国際交流基金の日韓交流事業の一環として
「日韓両国の高齢者福祉〜映画『折り梅』をめぐる対話〜」
が実施されたからです。



上映は2回。7日は上映後、韓国のビョン・ヨンジュ監督
(韓国映画を代表する女性監督。
主な作品・ナヌムの家に住む従軍慰安婦の女性たちを描いたドキュメンタリー『低い声』、
その他『密愛』『僕らのバレエ教室』など)との対談、
8日は日韓高齢者福祉の専門家たちのシンポジウム。
私は6日から2泊3日、7日の上映会だけ会場でビデオを回しました。
7日当日の朝、私「広報といっても日本文化センターのホームページぐらいなんですよね?」
「あんまり大きく宣伝したわけではないみたいだし、来たとしても2,30人かもよ・・しょうがないわよね・・」
となんとなく不安げな監督。
でも蓋をあけたら、「補助椅子出してます!」「床に座っていただいてます!」
次々と詰め掛ける観客の様子が伝わるにつれ、
監督の表情もどんどん輝いていきました。

上映後数人の方にカメラを向け感想をお聞きしましたが、
ハングルのわからない私に通訳の方が
「とっても良かったとおっしゃってますよ」「すっごく喜んでいらっしゃいますよ」と耳打ちしてくれて、
言葉はわからなくても『折り梅』の心がちゃんと通じたんだ。
観てよかった、いい映画だったと思ってくれたんだ。
そのことは私の体全部で観客の皆さんから感じさせていただきました。
その場に自分がいられたことをとても幸せに思います。



観客の感想、対談の内容、『折り梅』が求められる韓国映画事情、
韓国ではあまり人気のない日本映画の興行状況、
韓国の高齢者福祉の現状、などなど詳しくはまたあとでお伝えするとして、
とりあえず韓国での上映が大成功で終わったことをまず一報としてお伝えします。

そうそう!もうひとつだけ。インタビューした観客の中に
「すばらしい映画でした。本当に見に来てよかった」と、
とても流暢な日本語で応えてくださった女性がいました。
思わず「日本の方ですか?」とお聞きすると
「違います。私は韓国人ですよ。日本語を60年ぶりに話しました。」と
興奮気味に答えてくれたのです。
『折り梅』が彼女の中に眠っていた日本語を呼び起こしたのかもしれません。
日本と韓国には悲しい歴史があります。
そしてそれは過去のことではなく今でも脈々と二つの国の間に流れているのです。
でもそれを否定的に考えるのではなく、
だからこそ特別に通じ合えることもあるはずだと、
特別な関係なのだと思ったのは、私の勝手な思い込みでしょうか。

最後に今回の国際交流基金のこの事業のきっかけを作ってくださった、
小川さん、岩間さん(お二人とも素敵な男性です)に
心からお礼を申し上げます。
以上、興奮冷めやらぬ藤原がお伝えしました。

追伸:松井監督から昨日8日の様子が届きました。

今日は昨日より更に沢山のお客様がつめかけて、
昨日と同じ人数を入れても100人ほど入れない人が出てしまって
急遽1階の図書室を第2会場にして、
テレビで見てもらうことになってしまいました。
始まる前はひどく怒っていた第2会場の人々も、
上映が終わって私が挨拶に行くとものすごい拍手で
迎えてくれて、ひとまずほっとしています。


よかった! よかった! ねっ! みなさん!

                    (藤原淳子)

| supporters | 松井久子監督ニュース | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2008/03/11 12:31 AM posted by: 自由席
おめでとうございます!高松もそんな上映会にしたぁい。
2008/03/10 2:45 PM posted by: shiori
何と素晴らしいのでしょう!
松井監督、韓国初上映会の成功、おめでとうございます。
藤原さん、感動的なレポートをありがとうございました。
韓国の方々の熱気が伝わってきて、思わず小躍りしそうになりましたよ。
日本語を60年ぶりに話してくださった方も、今までとは違い、
初めて日本語を使えてよかった、と思ってくださったのではないでしょうか。
こうして広がって行くのだと思います、愛も平和も。
監督、藤原さん、本当にお疲れさまでした。
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