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サポーター、吉田智子さんと御舘田令子さん“日赤コンビ”による松井監督への応援メッセージ&日本赤十字社見学レポート(後編)
“日赤コンビ”インタビュー



 日本赤十字社に勤める吉田智子さんと御舘田(みたてだ)令子さんが、どうして松井監督のサポーターに? という漠然とした思いは、お二人のお話を伺って、なるほど! と納得。お二人の個人的な生き方のプリンシパルと、松井監督の作品や生きる姿勢は、見事に調和していたのです。

 赤十字の理念、目指しているものを愛するというお二人に、入社理由から松井監督に対する思いまでを、それぞれ語っていただきました。



―― お二人は、どうして日赤に入社したのですか?

障害者やお年寄りを外に出してあげたい

吉田「小学校4年生から中学校3年生まで、父の仕事の関係でカナダで生活しました。そこでは障害者やお年寄りが、どこにでもウロウロしているのが当然の環境だったんです。首から下が麻痺している人でも、歩道の段差が低いので、電動車いすで抵抗無く外で散歩されたり、全盲のピアノ調律師さんも、電車やバスを乗り継いで、我が家までよく来てくれました。建物や交通機関、道路、そして、地元の人々など町全体が、障害者や高齢者にとても優しかったのです。

 それが、日本に帰ってきたら、重い障害者を外であまり見かけない。どうしていないんだろう、と探し始めて、彼らが簡単に外に出られる環境ではないのを知りました。それで、外に出してあげたい、と思ったんです」

 日本社会事業大学で社会福祉を学び、老人ホームへの就職を決めていた吉田さんですが、卒論でボランティアのことを調べるために日本赤十字社を訪れ、翌月、就職試験があるという情報をキャッチ。そして、入社することに。

非行の道に進んでしまった子供を更生させる仕事がしたかった

御舘田「中学校の時、不良っぽい生徒と先生をつなぐ仲介役だったんですね。その中で、残念ながら補導され、学校に行けなくなった友達がいたのですが、、そういう子供たちを更生させる仕事がしたかったんです。先生になりたいと思ってました。みんな、生まれた時はかわいい赤ちゃんだったのに、ちょっとしたことでボタンを掛け違い、人生が一変してしまう。友人が離れていったり、一家離散したり……。そういう人たちを、ちゃんと更生させたいと思いました」

 佐賀県に生まれ育ち、小学校2年生から書道を習っていた御舘田さんは、福岡教育大学教育学部特設書道科に入学。国語・書道の先生になるか公務員になるか考えていた時、たまたま赤十字のパンフレットを閲覧。日本赤十字社の創立者である佐野常民が、佐賀県出身と知って親近感を持ちます。
 もともと、利潤を追求して目標達成!!といった営業成績をあげるような仕事は、性格上、向いていないと思っていた御舘田さんは、日赤に入社することに。

 そして、御舘田さんの書道の恩師、米倉先生が、3年前、佐賀県内に設立された佐野常民記念館に、書を揮毫するという不思議な縁も。ちなみに、御舘田さんが米倉先生からいただいた書道をする上での名前は、赤十字の博愛精神と彼女のファーストネームからインスパイアされた、「博令」(はくれい)という雅号です。

――松井監督への思いを語っていただけますか?

サポートする側の目線で描く監督の素晴らしさ

吉田「『折り梅』に一目惚れしたんです。監督は表現者。表現する内容が、たとえば介護だったら、サポートする側……結局、やらざるを得ないポジションの人の目線、サポートに徹する人の目線で描かれているから、そこに優しさと健気さが加わってるんですよね。いろんなことがあって、途中、いやになっちゃったりするけれども、最後は積極的に引き受けるという強さ。それが描かれているのが素晴らしいと思いました。

 『レオニー』もそうですよね。ヨネに対して、本当はすがりたいのにできなくて、イサムを一人で育てる。彼に、芸術家の血があるのを信じて疑わない。その才能を開花させるためのサポートを惜しまない。そして、それを表に出さないでいる。それと、子離れ。引き際。そのあたりにこそ、美しさと強さの真の意味があると思います」

繊細さと大胆さが混在し、なおかつ可愛い監督

御舘田「松井監督は、あんなに華奢な体なのに、繊細さと大胆さが混在しているところが魅力です。だけど、可愛い(笑)。真っ直ぐで、絶対あきらめない。踏まれても踏まれても、信念を貫くところがすごいなと思うんです。

 お母さんて、本当にすごいですよね。私自身、監督の存在を通して、自分の母親に対しても、客観的に見て、感謝の気持ちが湧いてきました。『レオニー』が観られることを楽しみにしていますし、心から監督を応援しています」

 吉田智子さん、御舘田令子さん、どうもありがとうございました。

 途中、赤十字の精神に感銘を受け、「造顔マッサージより心臓マッサージ!」などと、口走ってお二人にウケたり、wakkiは、レッドクロスをモチーフにした、お洒落なデザインの文房具や衣料品などが掲載されている、赤十字グッズ・セレクションカタログ「r.c.(アール・シー)」に目を奪われたり。

赤十字社では、随時、寄付を受け付けています。金額などに決まりはなく、それこそ、ブタの貯金箱を持参して、その場で壊して、「ハイ」と寄付する子供さんもいるとか。金額が50万円以上になると表彰されるそうです。ボランティアも、翻訳ボランティアや清掃、救急法を学ぶなど、様々なものが。何かで役に立てたら嬉しいですね。

 吉田さんと御舘田さんのピュアな志が、マイレオニー・スタッフやサポーターたちの気持ちとダブって感じられ、たくさんの人たちのヒューマニティーが織り成すハーモニーの力強さ、あたたかさに、思いを馳せることのできた取材でした。



吉田さん、御舘田さんが勤務するフロアには、
前編でもご紹介したとおり、
赤十字の活動に賛同した著名な画家や美術家が、
自ら製作した絵画や美術品を多数寄贈しています。
廊下にもこんなふうに貴重な絵画が飾られています。



日赤のビルの前の広場には、
日清・日露・第一次・第二次大戦などで殉職した
救護員の慰霊碑「看護婦像」が立っています。

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