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太田塁さんからの応援メッセージ (後編)
「“越境者”としてのイサム、そして松井監督に共感」

5月に開催された『折り梅』上映会で松井監督と出会い、
サポーターになってくださった文筆家で産業カウンセラーの太田塁さん。
自身を「故郷を持たない望郷者」と表現する “越境者”として、
太田さんはイサムに格別な思いをお持ちです。

最近、著書『何のために生き、死ぬの?』(近藤裕氏と共著/地湧社)を
上梓し、生きるとは? 自分とは? という問いかけを
さらに深めている彼に、ご自身の人生と絡めて、
監督への思い、『レオニー』への期待を伺いました。

前編、後編に分けてお送りしています。


―― やっとイサムノグチの伝記が、リアルに読める状況になってきたわけですね。

太田 それで、何で読めるかといった時に、
彼の生きてきた時代にはいろんな差別もあったでしょうし、
文化的な障壁もあったとは思うんです。
私の場合は、時代的に彼ほどひどくはないけれども、
自分というものが良くも悪くも曖昧に拡散している、
拡散してそれを止めることができない私自身の状態と重ねて、
身近な存在として読むことができるんじゃないか、と思っています。

本当に、本に待っててもらったなって感じなんです(笑)。
それに今度は、映画にも重ねさせていただいて……
そういう意味では、すごく心待ちにしている映画ですね。

―― 母と息子ということに関してはいかがですか?

太田 私自身、母親のことはすごく大事ですから。いつも心配してますし。
自分が男だからかもしれないけど、
母親と息子の絆というのは、目に見えないものがあるのかな。
強かったり、繊細だったりするのかもしれません。
レオニーとイサムの関係も、
活字とかいろんな情報で見ている以上の信頼関係があるかもしれない、
と思ったりもします。そういうあたりも含めて、
『レオニー』ではどういう描かれ方をするのか楽しみです。

―― 太田さんが監督にお会いになった印象は?

太田 上映会場でお目にかかった時は、すごくエネルギッシュだなと。
通りいっぺんになってしまうんですけど、そう思ったんです。
ところが、『折り梅』の感想を送った後、すぐにおハガキいただいて。
監督は、渡米直前のすごくお忙しい時だったのに、
それもこちらが勝手に送った感想文に、お返事をくださるということに、
この人はダイナミックでエネルギッシュだけれど、
細かいところまでちゃんと行き届く人なんだなあ、
私なんてたまたま映画を観た一人に過ぎないのに……と驚きました。

様々なご縁の中で、
たくさんのサポーターを味方につけてらっしゃるあれだけの方が、
ハガキ一枚出すことにも気を配られるんだなあ、と思ったんです。
その心遣いがすごく印象的でした。


―― 監督へメッセージをお願いできますか?

太田 クランクインがちょっと遅れるそうですが、
そういう状況だと、監督ご自身、
使命感というものを抱えてしまうと思うんです。
もちろん使命感は大事だけれども、そして、これは私なんかが
監督に言えるようなことではないかもしれないけれど、
監督ご自身が最初に思われた“なぜ『レオニー』を作るか”ということを、
一番大事にしてほしいと思うんです。

サポーターたちというのは酸素で、
それを燃料にして、最後まで燃えていってもらって、
ぜひぜひみんなが楽しみにしている『レオニー』を、
それぞれの人に届けていただければいいなと思います。
どうか、急がないでください。私も楽しみにしています。




プロフィール

太田 塁
文筆家、産業カウンセラー。1973年生まれ。
青山学院大学法学部卒業。法政大学大学院修士課程修了。
大学院在籍中から、専門誌で音楽評やコラム、美術評などを執筆。
心の問題から文化論、社会問題などに関心を持つ。
共著に『何のために生き、死ぬの?―意味を探る旅』(地湧社)。
推薦文は帯津良一先生(帯津三敬病院名誉院長)。
(ポートレート撮影=中村博臣)



| shiori | 応援メッセージ | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2007/09/28 2:24 PM posted by: 太田 塁
tomokoさんへ
コメントありがとうございました。ブログの編集長に、丁寧に取材いただき、私もレオニーに対する思いも含めて、サポーターとして、一人の人間として、何を監督の次回作に期待しているかを整理するチャンスができました。
著作もご購入いただきました由、ありがとうございます。ご一読いただくと、松井監督の次回作にどのような思いを託したか、そのバックボーンが明確になるのでは、と思います。
納得のいく作品ができるまで、皆さんで応援し続けていきましょう!!
2007/09/27 12:32 AM posted by: tomoko
前のコメント、署名忘れです。失礼しました。
2007/09/27 12:29 AM posted by:
〜サポーターたちというのは酸素で、
それを燃料にして、最後まで燃えていってもらって、
ぜひぜひみんなが楽しみにしている『レオニー』を、
それぞれの人に届けていただければいいなと思います。
どうか、急がないでください。私も楽しみにしています〜・・・に同感!

『何のために生き、死ぬの?―意味を探る旅』を
アマゾンから発注しました。

松井監督を応援することから思わぬ出会いをいくつも体験しました。
太田氏の著書との出会いも楽しみです。

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