現在、
第三作『レオニー』(仮題)の製作準備を進めている、松井久子監督。
松井監督が、1998年(ちょうど10年前!)に、
映画監督第一作として製作した
『ユキエ』の物語のもととなったのが、
TVプロデューサー時代に自ら製作したドキュメンタリー番組『望郷の女たち』です。
第二次世界大戦をきっかけにアメリカにわたった、
戦争花嫁と呼ばれる女性たちを追いかけています。
『ユキエ』DVDにも、収録されています。
このドキュメンタリー番組の上映会と松井監督の講演、という催しが
来月8月3日(日)に、東京・目白の日本女子大学キャンパス内で行われます。
日本移民学会が主催するワークショップ、
「日本の女性移民史の発掘―写真花嫁と戦争花嫁のたどった道―」。
日本移民学会とは、1991年10月に創設された学会です。
「移民・移住に係わる諸問題について、研究者の調査・研究を促進し、
その研究成果の発表と相互交流を図ることを目的とする」ことを目的とした会で、
歴史学(日本史・西洋史・東洋史)、国際関係論、地理学、社会学、文化人類学、
教育学、医学など、さまざまな分野にわたって、
「移民」に関わる歴史や現状、そして出移民と入移民などについて、
問題意識を議論しあい、研究を重ねています。
今回ご案内するのは、移民問題の中でも、
「女性移民史」に焦点をあてたワークショップとなります。
女性移民史は、史実記録の乏しさから、まだまだ研究課題の多い分野なのだそうです。
今回のワークショップでは、社会史、文化史のアプローチからの女性移民史、
特に「写真花嫁と戦争花嫁」という切り口からの発掘を提案しようという試みです。
松井監督は『望郷の女たち』の映像監督、という立場で講演をしますが、
第三作『レオニー』のテーマとなっている
日本人詩人・野口米次郎との間に生まれた子供を芸術家イサム・ノグチとして育てるために、
アメリカから日本へ、そしてアメリカへと渡った母、レオニーもまた、
移民としてのさまざまな問題に直面していたことでしょう。
レオニーへの思いを馳せながら講演を聞くのもいいかもしれませんね。
2日間にわたり入場は無料。(2日夜の懇親会に参加希望の方は会費4,000円)
ただいま、日本移民学会のホームページから参加申込書にアクセスできますので、
興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
★このブログをご覧の方で参加希望の方は、お名前と人数、連絡先を
jimukyoku@myleonie.com までご連絡ください。
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日本女子大学文学部/日本移民学会 主催
「日本の女性移民史の発掘―写真花嫁と戦争花嫁のたどった道―」
●日時 2008年8月2日(土) 13:00〜 3日(日)9:00〜
●会場
日本女子大学 目白キャンパス 新泉山館
(東京都文京区目白台2-8-1)
日本移民学会ホームページへ
イベント案内・申込書 [PDF]
●プログラム
8月2日(土) 12:30 受付開始
・13:00 〜 14:30 基調講演 有賀夏紀氏((埼玉大学)
「アメリカ史における移民女性史研究:トランスナショナル・ヒストリーへ」
・14:30 〜 15:30 特別講演 Velina Hasu Houston氏(南カリフォルニア大学)
“The Natural Ambassador: Japanese War Brides in America”
・15:40 〜 18:20 シンポジウム「写真花嫁・戦争花嫁−時空をこえた視点から」
柳澤幾美氏(名古屋外国語大学非常勤)
島田法子氏(日本女子大学)
安冨成良氏(嘉悦大学短期大学部)
土屋智子氏(カリフォルニア大学サンディエゴ校・院)
田村恵子氏(オーストラリア戦争記念館)
コメント:北村暁夫氏(日本女子大学)
・18:30 〜 20:30 懇親会 会費 4,000円(要事前申し込み予めお申し込みください)
8月3日(日) 9:00 受付開始
・9:30 〜 12:20 ドキュメンタリーと講演
9:30 〜 10:20 『ハワイのコリアン写真花嫁』 解説:羅京洙氏(早稲田大学・院)
10:20 〜 12:20 『望郷の女たちー妻として、母として、戦争花嫁が生きた50年』
ドキュメンタリー映像監督・松井久子氏の講演
・13:10 〜 14:30 特別講演 Jennifer Lee氏(カリフォルニア大学アーバイン校)
“The Assimilative Power of Intermarriage: Race and Gender in the Marriage Market”